ゴールデンウィークはどう過ごす？ 意外と少ない「海外旅行」
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/trend/20130412/150453/?ref=top-shin

中国と日本の長期休暇は基本合いません。

日本はお正月休みがありますが、中国は旧暦の春節があり
毎年1月末～2月中旬頃で変則的に決まります。

正月以外に日本の長期休暇と言えば、お盆休み。
しかし、当然のことながら、中国にはありません。
代わりに中国では10月1日から7日間ほど国慶節の休暇があります。



そんな休みが日本と同じにならない中国ですが、唯一日本と休みが
あります。それが、ゴールデンウィークです。
（中国では「労働節」と言います）



2007年までは、日本と同様1週間ぐらいのお休みが、ここ中国でも
ありました。日本と唯一お休みが重なる期間だったので、一時帰省
して日本の家族や友人と一緒に出掛ける良い期間でした。

しかし2008年から中国は「祝日制」を導入し、労働節での長期休暇
を中止しました。代わりに「清明節」「端午節」「中秋節」の3日間を
新たに祝日として、「労働節」にあった長期休暇を各月へ分散しました。

それに伴い、土日を含めて1週間ほどあった「労働節」の休日は、
単なる祝日として、土日を含めた3連休となり、日本に帰国するには、
若干日数が足りないお休みと成り下がってしまいましたｗ


これに伴い、日本に帰国して、家族や友人と一緒にレジャーを楽しむ
という日本人駐在者の夢は儚くも消滅したわけです（´・ω・｀）


ちなみに中国が労働節を祝日化へ分散した理由は、休暇が分散することで、
13億人の交通流動が一時期に集中的に重なる事によるリスクを回避すること
（列車事故とかバス転倒事故とか飛行機事故とか・・・）
連休の分散化により文化レジャー産業への振興が目的。


今年2013年で5年ほど実施することになるのですが、個人的には、
成功しているとは言えない気が・・・。
中国人の友人も「短い休みだから、あまり遠出はしないよ」と言ってました。
さらに、労働節が長期休暇でなくなってしまった分、「春節」「国慶節」での
旅行に公共交通機関の負荷が増えているようにすら感じます
（どうでしょう？実際？？）


中国の休日の面倒なところは、翌年の祝日が発表されるのが、年末の
12月ということです。


カレンダーを印刷する印刷会社は涙目( p_q)です。


旧暦で祝日が決まるのですが、なぜか無理矢理3連休にしようとするので、
土日に出勤日が入ったりします。


例えば2013年なら、5月1日(水)の労働節は4月29日（月）と30日（火）
がお休みとなり、4月27日（土）と4月28日（日）が出勤日となります。
つまり、4月22日（月）から4月28日（日）まで7連勤という訳です。


他にも、6月12日（火）が端午節なのですが、6月10日（月）11日（火）
がお休みとなり、6月8日（土）と9日（日）が出勤日となります。
つまり、6月3日（月）～9日（日）まで7連勤となるわけです。


同様に9月にも9月22日（日）～27日（金）までの6連勤があります。


製造業にとっては、「魔の1週間」です。


連休前や連休明けというのは、ただでさえ身体より一足お先に「心」だけ
お休み♪なんてスタッフが多いにも関わらず、その前後に通常より多い勤務
日数があれば、そりゃぁ「不良を作ってください」と言っているようなもの。


しかも、連休前などには、連休前に品物が欲しいというお客様が増加する
のでタダでさえ繁忙期になります。
いやぁ～中国政府も「不良作ってください」と言っているとしか思えない
祝日の設定方法な訳ですｆ（＾＾；）


そんな訳で、この魔の1週間で製造された製品は、通常よりも高い不良率に
なっているはずです。（まぁ統計とったわけではないですが・・・）
賢明な発注先のお客様は、この「魔の1週間」での発注はできるだけ避けた
方がいいでしょう。


ちなみに今年の中国労働節のお休みは、上記にも書いたように
4月29日（月）～5月1日（水）の3日間。

4月27日（土）28日（日）は出勤日なのですが、日本のGWをどうしても
「過ごしたい！」という日本人の方は
4月27日（土）、28日（日）で有給消化、さらに5月2日（木）3日（金）
も有給として、4月27日（土）から5月5日（日）まで「9連休！！」
とする方もいらっしゃることでしょうｆ（＾＾；）ｗｗ


この間管理者不在で製品が製造される可能性も高いので、中国へ品物を発注
される方はくれぐれもお気を付け下さい（シ＿ ＿）シ







僕はちなみに、中国にいて、3連休は家族と過ごしたり
＼(≧∇≦)クライミングします！

長文にお付き合い頂きどうもありがとうございました。　ノシ