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日中間のManagementで役立つ例を日本語と中国語で紹介
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>防止巡检和确认工作单纯的形式化。
今日は仕事の「形式化」について話をします。

今天就来谈一下工作上的“形式化”问题。



まず「形式化がなぜ発生するのか?」という部分に
注目したいと思います。

首先我想应该先关注一个问题,
那就是“形式化问题为什么会产生?”



形式化の一番の原因は、その仕事を行う「目的」が作業者に
正しく伝わっていない事です。

形式化产生的首要原因,
应该是没有很好地把进行这项工作的“目的”传达给作业员。



例えば、「検査」という仕事の「目的」は何でしょうか?

例如,“检查”工作的“目的”是什么?



基本的に「検査」という仕事には、付加価値が無いと言われています。

基本上来说, 检查这项工作,没有什么附加价值可言。



もし製品を製造する時に、100%不良が発生することがない保証が
あれば、「検査」という工程は必要ないからです。

如果在制造产品的时候,
能够保证100%的合格率的话,
那么“检查”这项工作也就没有必要了。



しかし、現実世界では、製造中に100%不良が出ない保証をするのは
大変難しく、0%するのは事実上不可能です。
(だから諦めるという意味ではなく0%に近づける努力をすることは大切)

但是,现实是,在生产过程中100%的合格率是很难做到的,
0不良率在事实上是不太可能的。
(因此并不是要放弃追求100%合格率的意思,而是要
努力的向0不良率努力是很重要的。)



そこで、「検査」という仕事が必要になります。
つまり検査の仕事とは、限りなく0%に近いモノの中から、有るか無いか
わからないモノを探す仕事です。

因此,“检查”这项工作也就很有必要了。
也就是说,检查工作就是,
尽最大可能从不良率接近为0的产品中,
寻找出很难判断的产品。



つまり、検査の目的は、「不良品を探す事」ではなく
「不良品が無い事を証明する」事です。
この「目的」を正しくスタッフが理解することが大切になります。

因此,检查的目的,不是“寻找不良品”,
而是要“证明没有不良品”。
员工准确地理解这个“目的”,是很重要的。



なぜならこの「ない事を証明する」のは、「有る事を証明する」事より
はるかに難しいからです。

因为“证明不存在的事情”远远要比“证明存在的事情”要难的多。



「有る事」というのは、そのものを「発見」する時点で目的は達成されます。

“存在的事情”,发现这个事情的时候,目的便达到了。



達成された成果も目に見えるので、「安心」できます。

因为达成的成果显而易见,因此可以就此放心了。



しかし、「無い事」を証明する場合、「結果」が出ない場合もあります。
仮に「不良品」という「結果」が出ても、製品の中にもっと「不良品」が
ある可能性は残っているので、「安心」はできません。

但是,证明“不存在的事情”的情况下,
会有没有“结果”的情况产生。
假如,即使发现了“不良品”,
因为在产品中可能还会存在“不良品”,
所以还是不能彻底放心。



この「達成感」が味わえないのが、「検査」の難しいとこです。

无法感受到这种“成就感”,正是“检查”工作的难点。



検査の仕事で「形骸化」が発生するのも、同じ理由です。

在检查工作中,之所以会产生“形式化”,理由也是一样的。



たくさんの製品を検査していると、不良が出ない場合も多くあります。
不良がたくさん出ている製品は、注意しているので、不良が流出する可能性
は低くなります。

在大量的检查工作中,没有不良的情况也很多。
有大量不良品流出的产品,因为会一直很小心,注意,
不良品流出的可能性会很小。



逆にほとんど不良の出ていない製品は、不良が出ないので
「たぶん大丈夫だろう」という気持ちが生まれます。

相反,很少有不良品流出的产品,因为没有不良,
就会产生“或许没问题吧”这样的想法。



検査の本来の目的は「不良が無い事を証明する」です。

检查的本来的目的就是“证明没有不良”。



しかし、「たぶん大丈夫だろう」という気持ちで、検査工程を省略すると、
目的が変化してしまった証拠です。

但是,抱着“或许没问题吧”这样的想法,
忽略检查的工作的话,
检查的目的也就完全变了。



「不良が無い事を証明」ではなく、「不良を発見する」事が目的になって
しまったのです。

目的就不是“证明没有不良”,而是变成“发现不良”了。



「無い事を証明する」という目的が正しく認識されていれば、検査を省略
することはできません。

“证明不存在的事情”这个目的如果能被正确的理解了的话,
就不会忽略检查这项工作了。



しかし、不良を発見する事を目的にすれば、一部を検査しなくても、目的
は達成できます。

但是,如果以“发现不良”为目的的话,
即使有一部分不检查,也能达到目的。



正しく目的を理解してもらう事が、「形骸化」を防ぐ第一歩です。

准确地理解这个目的,是防止“形式化”的第一步。



同時に管理者として意識して欲しいのは、
検査という行為は、不良という検査の失敗が出た時にしか、検査の結果が
出ない仕事だという事です。

同时作为管理者,希望大家能够认识到的是,
检查是一项,只有当不良品出现,知道检查失误的时候,
检查的结果才会显现的工作。



ですから、何も起きていない不良が発生していない1日1日がスタッフの
努力の証であり、最高の結果であるということです。

因此,任何的不良都没发生正是员工努力的证明,也是最好的结果。



「良い結果」というものがカタチとして出ない仕事ということを正しく
認識して、1日不良が発生しなかった時こそ、それが「結果」である
ことをスタッフに伝えるといいと思います。

希望大家能正确地认识到,
检查工作是一项不会以“好结果”这样的形式显现出的工作,
一天中没有发生不良时,那就是“结果”。
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守れるルール作り
弊社の場合もそうなんです。
ルールは一応あるけど、守らない人はほとんど、
そういうときには、やはりヒトにも問題があるし
ルール自体にも問題があるかもしれません。

今使っているルールのほとんどは、会社が一方的に
現場の従業員の動きを束縛するようなものだから、
従業員たちの居心地がよくないし、かえってルールなんか
守るもんかと反抗すら出てしまいます。

逆に、自律性が良い従業員ばっかりだと、ルールなんか
なくても経営者として安心ということですよね。

ただ、現状はそうにはいかないので、ルールはルールであっても
従業員たちが守りやすいように、自分たちで考え、提案、
変更していく義務もあると私もそう感じます。

ただ、中国の場合はやってみてもないのに、「そんな無理」っていうヒトが結構多いように思います。
ルールを変える前には取りあえず現行のものを一旦やってみて、
どうしても合わなければ、合わないところを見つけて、
できるように変えていく。
しかし、「変える」ことには現場のヒトに勇気と気合が必要だと思います。
裏でこうやったらいいのに、ああやったらいいのにと
不平をこぼすことがあっても、それを上司にはっきり言えない
環境にも若干「問題」があるかもしれません。

もしかしたら、「これ言ったら、(上司に)オレ文句多いって思われるかもしれない」って思うヒトもいれば、
「言っても、オレの言う通りに変えてくれないだろうし」って思って言うのをあきらめるヒトもいるかもしれません。

これは、恐らく日本人上司が埋めようと思っていても
埋められない「文化の溝」だと思います。

日中文化が良く知るヒトを中間パイプとして、双方の意思を正確に
把握し、吸い上げて相手に伝えれば、
その溝が少しずつ浅くなっていくでしょう。
やがて、双方の「やり方」「考え方」がわかり合えるような日が
くるに違いないです。
sin 2011/07/06 16:06 編集
RE:守れるルール作り
コメントありがとうございます。

>「これ言ったら、(上司に)オレ文句多いって思われるかもしれない」
>って思うヒトもいれば、
>「言っても、オレの言う通りに変えてくれないだろうし」

→部下にこのような気を遣わせてしまないような上司にならないと
 いけないですね。

 「部下が相談してくれない」って管理職の方がいますが、これは部下
 の問題ではなく、相談されない環境をつくっている上司側の問題
 なんですよね・・・。

 ただ自分が部下の立場だったら、「上司が全部悪い」と考えずに
 「自分ができる事は何か?」という事を自分のお客さんは誰か?
 ってことを意識して行動できるといいと思います。

 会社のお客さんを喜ばせる為に仕事するのはもちろんの事、上司や
 関係部署の同僚だって広義では「お客さん」なわけですからね!
支援者 2011/07/06 16:34 編集
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